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バイオリンと山、自転車をこよなく愛するkurのチラシの裏。たまには技術的なことを書いたりするかも知れません。

ネットで生保を売ろう!

岩瀬大輔さんの「ネットで生保を売ろう!」を読んだ。

3月頃、この本の著者である岩瀬大輔さんから「本を書きました」って言うメールを頂いて、それが頭の片隅には残っていたんだけど、実際に本を購入したのはしばらく経ってから。本屋さんでたまたま見つけて、「そういえば・・・」とか思いつつ、ページをめくってみた。

パラパラと本をめくってみると、著者である岩瀬さんが起業を志した理由が書いてあった。まとめると下記のようになる。

  • すばらしい仲間とチームで働く喜び
  • 儲からなくてもいいから世の中にインパクトを与えたい
  • 人と同じことはしたくない、自分にしか出来ない仕事をしたい

これを読んで私は素直に、良いな、って思った。

学生時代、東大阪で仕事をしていたとき、クリエイションコア東大阪の中にある開発室でのことを結構覚えてる。あの開発室には、なんでかよくわかんないけどすごい人がいっぱい居て、一緒に仕事するのが凄い楽しかった。うまく説明できないんだけど、一人で働いてるのとは全く違う感覚。なので、将来的に、ああいう環境で仕事出来たら良いなってのを考えていたりはする。

世の中にインパクトをってのもそう。地位とかお金とかなら医者だとか弁護士だとかになる道ってのもあるんだと思う。もちろん高い志を持ってこういった仕事をされている人が大勢いらっしゃるのは知っているし、当然ながらこういった仕事は世の中の役に立つ仕事でもある。そして世間からも期待されている仕事なんだと思う。でも、個人的にはあまり興味を持てないでいる。

そして、私自身、せっかくだから人と同じことをしたくないっていうのもある。

この3点について自分と似ているような気がして、この本を買ってしまった。本を読み進めていくと、実際に起業する段階になって、様々な問題を解決していく様子が書かれている。例えば、生命保険免許の問題、人材に関する問題、システムに関する問題、マーケティングに関する問題などなど。これらを一つ一つ片付けながら、会社を作っていく。この本にはこれらの様子が非常にリアルに書かれていてまるで物語を読んでいるような感覚だった。

ちなみにこの本を読むまで、、保険に関しては恥ずかしながら、私は全然興味を持っていなかった。「保険に入ると、万が一なんかあったときにお金がもらえる」ぐらいの認識しかなかった。そんなだから、大学卒業して就職する時に、会社からおススメされる保険によくわからないまま入ったぐらいで、どこも同じようなもんだろう、それぐらいにしか思ってなかった。

でもこの本を本を読むことで色々と保険に対する印象が変わった。保険って面白い商材だな、と。今後、自分自身の保険についてもちゃんと考えてみようかなとか。