先日、本屋さんをぶらぶらしていたら偶然にも本棚に並べられた栗城史多さんの名前が目に飛び込んできた。実は以前、高須賀さん(@ttakasuka)のとこに遊びに行ったとき、栗城史多さんのTシャツを頂いて、それ以降、なんとなーく栗城史多さんのことが気になっていたのです。
これは買うしかないよね、ってことで購入したのがこの本。
写真が多く、文字が大きいって言うのもあるんだけど、ページ数の割にサクッと読めました。
私は山のことは殆どわからないし、登山のやり方ってのも当然知らない。だからキャンプがどうのとか、クレパスがどうとかスノーブリッジがどうとか書いてあっても、いまいちイメージがわきません。だけど、この本を読むのに、そういう知識はあんまり必要ないです。確かに登山を題材にしてはいるんだけど、そういう本じゃないんだろうなーって感じがします。読んでるとなんだか前向きになれる本。そういう意味で非常に良い本だと思いました。
ところで登山ということで思い出されるのが、MIT MediaLabの石井先生のTwitterでのこの発言。
https://twitter.com/#!/ishii_mit/status/10023454891839489
95年僕がMITを選んだ理由、それは頂が雲に隠れて見えない高い山だったから、そして頂へと続く道がなかったから。しかしそれが幻想だったことを後で思い知る。登頂すべき山なぞ初めから存在していなかった事を。その山を零から創りあげ5年以内に世界初登頂すること、それがMIT生き残りの条件。
栗城さんの本を読んだ今、この発言をどう解釈すれば良いのか悩んでいる私が居ます。まだまだ勉強が足らないみたいです。
ちなみにこれが頂いたTシャツ。季節的にまだ袖を通してない^^;