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バイオリンと山、自転車をこよなく愛するkurのチラシの裏。たまには技術的なことを書いたりするかも知れません。

仮想シリアルポートを用いた快適デバッグ環境の構築

PCと他のデバイスを連携させて動作するアプリを開発するのって,実は結構面倒なんです.なので,いかにして効率よく開発するかが至上命題なわけです.

あまりにも不便なので,こんな感じでUSB2シリアルケーブル2本と,クロスのメスーメスシリアルケーブルを使って,簡単な動作確認に使おうかなぁとか思っていました,

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で,これができるならパソコンの中に仮想的にCOMポートを作ってやって,それ同士で通信させれば良いんじゃないの?ということで,それっぽいソフトがないか探してみたところ,Null-Modem emulator(com0com)というソフトの存在を知りました.

ところが,実際にインストールして使おうとして,私の愛用の仮想ターミナルエミュレータであるPoderosaから仮想COMポートに接続して送信しようとすると,「送信に失敗しました」と表示されてしまう.puttyなどからだと問題なく接続できるのに,なんでだろう.

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Aki-H8などの開発にPoderosaを使っていたときや,KURO-RSなどの,他のシリアル通信を用いるデバイスと通信するときも,このようなエラーは出たことがなかったので,仮想COMに関係する問題なのかなぁとか思ったりもするのですが原因は不明.

一応,調べてみると仮想COMポートと.Netの組み合わせは,いろいろ問題が報告されているっぽいですね.PoderosaもC#で.NetFramework上で動いてるので,そのあたりの問題なのかもしれません.