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バイオリンと山、自転車をこよなく愛するkurのチラシの裏。たまには技術的なことを書いたりするかも知れません。

未踏開発成果報告 ~4.BBM開発~

実際に開発を開始してから最初の目標は「BBMとして,とりあえず動くものをつくろう」ということでした.やっぱり,動くものがないと,今後の開発方針も考えにくいです.

というわけでBBMの開発を行いました.また,BBM開発中の9月にはESPer2008という未踏界隈の人が集まるイベントがありましたのでライトニングトークで参加させて頂きました.

以下,それぞれについて書いていきます.

BBM開発

先述した通り,私の中でBBMは,仕様確認や技術確立の意味合いが強いモデルです.ですので,私の中にあるWebjigの全体像で「情報を収集する部分」と「情報を表示する部分」が最低限,動作するものを作成しました.

最低限と書いたのは,パフォーマンスや便利機能について,ほとんど考慮・実装していないと言う意味です.例えば情報を取得する部分についても,馬鹿正直にすべての情報を取得していたために,処理に時間がかかっていましたし,情報を表示する部分でも,とりあえず動くというレベルで,実用には程遠いものでした.

ただ,有効性と効率について,ごちゃ混ぜに議論しようとする人がいますが,有効じゃなかったら効率も何もありません.効率って言うのは割合なんですから,特定の目的を達成できるプロダクツ同士で比較しないと意味がありません.

ですので,今後の開発を進める上でもBBMの意味というのは非常に大きかったです.ソフトウェアが動作する上で,どこがボトルネックとなるか,どうしたらもっと良いテーブルを設計できるか,使いやすいインターフェースとは何か,等について考えることができました.

ESPer2008

ESPerとは未踏開発者・関係者が集うイベントです.私はmixiの未踏コミュニティで存在を知りました.発表者には交通費を出しますと言うことでしたので,申し訳ないとは思いつつも奈良からライトニングトークで参加させて頂きました.

ESPer2008の参加者は200人ぐらいでした.実は私は,これほど大きな会場でプレゼンをするのは初めてだったので,かなり緊張してしまいました.今まで,学校で行っている研究を研究会で発表する機会は多々ありましたが,多くてもせいぜい数十人レベルだったんですよね.

発表終了後には懇親会があり,Webjigについて様々な意見をいただくことが出来たり,ぜひ使ってみたいと言う嬉しい意見を頂けたりと,参加してよかったと思っています.

この頃に気づいた点や頂いた意見を参考にして,EMモデルの開発を進めて行きました.