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バイオリンと山、自転車をこよなく愛するkurのチラシの裏。たまには技術的なことを書いたりするかも知れません。

未踏開発成果報告 ~0. はじめに~

私の未踏の採択期間は,2008年7月中旬から2009年の3月6日までです.つい先ほど,未踏の成果報告書をプロジェクト管理組織に提出しました.

開発したソフトウェアの名前は,Webjigと言います.これについては,未踏期間終了後も趣味で開発を続けていこうかなぁなんて考えてはいるのですが,近いうちに何らかの形で世の中にリリース出来たらと考えています.

で,未踏の期間も終わったことですし,せっかくなので未踏期間を振り返って色々書いてみようかなぁとか思います.

細部は詰めて居ないのですが,こんな感じで書いていく予定です.長くなりそうなんで何回かに分けるつもりです.とりあえず,本エントリでは概要だけ.

1. アイデア出し

アイデアがないと未踏に応募することすら出来ません.

最初から,俺はこういうのが作りたいんだ!って言うのがある人はそれでも良いのですが,私の場合は未踏に応募するためにアイデアを考えるところから始まりました.

私が,どんな風にしてアイデアを作ったかについて書いていければと思っています.

未踏開発成果報告 ~1. アイデア出し~

2. 採択されるまで(書類作成・面接)

アイデアが決まると,それを未踏に応募するわけです.

未踏の審査プロセスは書類審査と面接になっています.私がどんな点に気をつけて書類を作成したか,面接に臨んだか書いていこうかと思っています.

未踏開発成果報告 ~2. 採択されるまで(書類作成・面接)~

3. 開発計画策定・開発開始

実際に開発を開始したのは7月中旬ぐらいでしたが,採択されてからまず考えたのは,どうやってプロジェクトを進めていくかでした.開発期間もそうですし,開発環境やら,その他もろもろ.

私は,今回のプロジェクトにおいて,ソフトウェア開発計画を大きく3つのフェーズ,BBM,EM,CMに分けました.開発環境についても,色々と検討を行い現在の開発スタイルを確定させました. このあたりについても説明できればと思います.

未踏開発成果報告 ~3.キックオフミーティング・開発計画策定

4.BBMフェーズ

BBMはBreadBoardModelの略です.仕様確認や技術確立の意味合いが強いモデルで, この方針で突き進んで大丈夫か?現在の課題は何か?の確認を行いました.

また,この時期にキックオフミーティングやESPer2008がありました.これらのイベントで,Webjigの機能ついて,様々な方から意見を頂けたのはすごく良かったと思っています.

未踏開発成果報告 ~4.BBM開発~

5. EMフェーズ

EMはEngineeringModelの略です.一言でいえば,BBMの改良版なんですが,実は,BBMの拡張ではなく,BBMで学んだことをベースに最初から設計しなおしています.システムアーキテクチャやデータの構造,アルゴリズムについても,かなりの改善が入ってきています.

また,この時期にはグループウェアとネットワーク研究会や,中間報告会がありました. Webjigの方向性が見えて来ていた時期でもあったので,色々と突っ込んだ議論が出来て面白かったです.

未踏開発成果報告 ~5.EM開発~

6. CMフェーズ

CommercialModelの略です.EMの改良版です.EMを開発中に気がついた点やダメな点をCMで改良するつもりでした.が,大きな問題点はBBM開発中にほとんど抽出することが出来ていたようで,幸いなことに根本的な設計のやり直しは発生せずに,機能拡張やらバグフィックスに徹することができました.

また,この時期に成果報告会があり,これまでの開発成果についての報告を行いました.

未踏開発成果報告 ~6.CM開発~

7. Future Work

実は,当初の予定では,CMフェーズではリリース出来るものを開発する予定だったのですが,実際にリリースするためには,いくつかの問題点や,見開発の部分があります.

未踏開発成果報告 ~7.Future Work~

8. おわりに 未踏期間を終えて

未踏期間を終えて,学んだこと,感想などを書いていければと思っています.

未踏開発成果報告 ~8.おわりに~

そんな感じで全9回と,それなりの量になってしまいそうですが,せっかく大切な税金を頂いて取り組んだプロジェクトですので,一人でも多くの方にフィードバックして行ければ幸いです.

と言うことで,少しでも興味を持って頂けた方はフィードを購読でもして頂けたら幸いです.