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バイオリンと山、自転車をこよなく愛するkurのチラシの裏。たまには技術的なことを書いたりするかも知れません。

奈良高専でプレゼンしてきた

奈良高専で,プログラミングの授業のお手伝いをしてるってのは前にも書いたとおりなんですが,私の研究内容,というか未踏のプロジェクトを学生の前で説明するっていうイベントが発生しました.

プレゼンってのは,聞き手があってはじめて成立するものですから,相手に理解してもらわなければプレゼンする意味がないのですが,今回の場合は,相手がどのくらいの前提知識を持っているのかを想定するのが非常に難しい.

たとえば,ブラウザがWebにアクセスするとき,パソコンとサーバの間で,どのようなやり取りが行われているかとか,そもそもWebサイトはどうやって作られているかとか,研究を理解するためには,そのあたりの知識が必要になるので,研究の背景とか,目的について丁寧に説明したつもりだったのですが,プレゼンを聞いてくれた学生さんが,どういう風に理解してくれたのか,とかは気になるところです.

あと,開発中のソフトウェアの説明の他に,未踏プロジェクトについての説明も軽く行いました.学生さんの反応見てると,採択金額の大きさ(ユースで最大300万円)に眼が奪われていたようですが.ただ,学生の立場で数百万円というのは見たこともないような大金には違いないので,そうなるのも仕方ないのかなぁとも思います.高専3年生とかだとアルバイトって言っても,時給1000円程度だと思うので数百万円の採択金額は魅力的に違いありませんから.

それに,最初はお金が目的でも良いような気がします.未踏をきっかけにプログラミングの楽しさとか,奥深さとか知ってもらえれば,それはそれで良いことだと思うし,そういう経験って絶対に無駄にはならないと思うし.私も,ちょっとした事情でプログラミングコンテストに出場したことがきっかけでプログラミングを真面目にするようになったっていう事情もあるのし,きっかけは何でもいいと思います.

何人かの学生は「応募するぜー」みたいなことを言ってたみたいですが,どうなるんでしょうか.楽しみです.