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バイオリンと山、自転車をこよなく愛するkurのチラシの裏。たまには技術的なことを書いたりするかも知れません。

各国の券売機事情

「これが当たり前」だと思ってしまって気がつかないことって,結構多いと思う.

たとえば電車に乗るときの切符を買うための自動券売機.日本の券売機が普通だと思っていたんだけど,実際には国によって(事業者によって?)全然違うわけで.

せっかくなので,いくつか比較したいと思う.本来ならそれぞれを画像付で説明したいのだけど,著作権とかの問題もあるので,文章のみで.

日本のJRの場合

日本の切符券売機って鉄道会社によって多少の差はあるものの,こんな感じだと思う.

  1. 路線図の中から行き先の駅を探し,値段を確認する.
  2. お金を投入する.
  3. 行き先の駅までの値段のボタンを押す.

だいたいこんな感じだと思う.最近の券売機はタッチパネルの物もあるけど.

香港のMTRの場合

  1. タッチパネルの液晶に路線図が表示されているので,行きたい駅をタッチする.
  2. 運賃が表示されるので,お金を投入する.

ちなみに,上海の地下鉄も似たような感じだったはず.

サンフランシスコのBARTの場合

  1. 路線図の中から,行き先の駅名を探す.
  2. 駅名と運賃の表(駅名がABC順に並んでいる)の中から行き先の駅名を探す.
  3. お金を投入する.
  4. Add or Subボタンを使って,画面に表示される値段を調整する.たとえば,4.25ドルの切符が欲しい場合は,5ドル紙幣を入れて,画面に4.25と表示されるまで,Subボタンを連打し続ける.ちなみに,1回押すごとに5セントだけ数字が小さくなる.
  5. 買いたい切符の金額になったら購入ボタンを押す.

とりあえず私が過去に使った事のある券売機を3つほど比べてみたんだけど,BARTの切符券売機の使いにくさはありえないと思う.個人的に,香港の地下鉄MTRの分かりやすさが一番だと思うのだけど,もしかしたら世界にはもっと使いやすい券売機があるかもしれません.

もし私が券売機を作るとすれば・・・.

コストはかかるかも知れないけど,Googleマップと組み合わせてみたい.

行き先をGoogleマップで指定した上で最寄り駅を調べられたら便利だと思うのですよ.主に観光客にとっては.鉄道路線図って結構適当だし.

たとえば,東京観光しようと思う人が居たとして,東京タワーに行きたいと思った場合.最寄駅なんてわかんないわけですよ.ところが,Googleマップで東京タワーを調べてからその近くにある駅を調べて,その駅名をタッチするだけで切符が買えたら便利だと思うんだけどなぁ.たかが切符を買うのに,すごく時間かかりそうだけど.

「駅員に聞けよ」って思われるかもしれないけど,日本語がわかんない外国の人だって多いしさ.

と,いうことをアメリカを旅行しながら考えました.