インタラクション2008@東京に行ってきた.
インタラクションって言うのは,その名前のとおり相互作用に関する議論を行う場所です.
相互作用って言っても色々あるんだけれども,主に扱われているのは人とコンピュータ等の間の相互作用だったり,コンピュータ等を通して人と人との相互作用だったりとかです.そんなわけで,HCIの研究に首を突っ込んでる者としては行かなきゃねってことで,発表もしないのに聞きに行ったわけです.先生ありがとう!
発表の種類は3種類.プレゼン形式で発表する一般講演と,実際に動くデモを交えながら参加者と議論を行うインタラクティブ発表,そしてポスター発表です.ちなみに別の研究室の先輩はポスターで発表していましたが,ポスターセッションの開始直から,セッション終了まで,ずっと同じ人と議論してらっしゃいました.たぶん,2時間ぐらい.白熱しすぎですよ.まぁいいけど.
さて,せっかくなので面白かった発表を以下に並べて見ます.まぁ,個人的に直感で「すげえ」とか思った発表を列挙してるだけなんで,評価の軸なんてものは存在しません.適当です.
・Embodied Media for Social and Physical Interactive Communication and Entertainment
ヒューマンパックマンを作った人?の発表.なんていうか,言ってることはわかるんだけど,そのための発想がすごいなーと.
・来客と顔見知りになる案内ロボット
高の原のイオンで,実際にロボットを使って実験してたみたいです.突っ込みどころは多々あるんだけど,実際に実験したのがすごいなーと.
・モバイルディスプレイを用いた直感的なヒューマンロボットインタラクションの提案
ありそうなんだけど,こういう操作方法ってのはおもしろいなーと.携帯とかのUIにも応用できそうです.
・フレキシブルディスプレイへ応用可能な曲げを利用した操作デバイス
実際にデモも行われていたので触ったんだけど,やっぱりデバイスを作ってくるとこがすごいなぁ.やっぱり.
・PALMbit-Silhouette: 掌シルエットの重畳表示によるデスクトップアクセス
UIとして面白いです. 実用性があるかは知りません.
・居ルゴール:家庭を奏でるオルゴール
特定の時間内に発生したイベントを確認する方法として,応用できそうなので,面白いと思った.
まぁ,こんな感じでしょうか.他にも色々と面白い発表があったけど,きりが無いので.来年のインタラクションには,なんとか原稿を出したいなぁ.