ヤコブ・ニールセンによるコラムを本として出版したものらしい.
だから,ネット上で読めるといえば読めるのだが,個人的には文章を読むときに紙に勝る媒体はないと考えているので,つい買ってしまった.後悔はしていない.
こんな言葉が,本の帯に書いてある.
Googleは騙せても,ユーザは騙せない
でも,このフレーズ,なんかおかしい.SEOに力を入れると検索エンジンで上位表示することはできても,Webサイトの存在目的は検索エンジンに表示されることじゃないですよね?っていう意味なのかもしれない.別におかしくはないんだけど,本の内容と異なる気がするのです.
この本の内容は,一言で言うならば,ユーザのことを考えてデザインしなさいって言うこと.
例えば,かっこいいFlashだとか,アニメーションっていうものはユーザにとって魅力的に見えてしまうかもしれないけど,実際に使いやすいかと言うとどうなんだろう?って言う話.
確かに数年前,書店のコンピュータの専門書コーナーでWebデザインに関する本をパラパラとめくってみると,ド派手なサイトが紹介されていたり,ド派手なコンテンツの作り方の解説が載っていたように思う.ただし,最近はあんまり本屋に行ってそういう本を見ないのでわからないので,どういう流れになっているのだろうか.