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バイオリンと山、自転車をこよなく愛するkurのチラシの裏。たまには技術的なことを書いたりするかも知れません。

こんなデザインが使いやすさを生む―商品開発のためのユーザビリティ評価

例の,ノーマン先生の「誰のためのデザイン?」の実践とも言える本.事実,この本の中でも何回か「誰のためのデザイン?」に触れている.

この本では,ユーザビリティ評価やユニバーサルデザインについて三菱電機の製品開発での実例を挙げて説明を行い,実験や評価の仕方について説明している.たとえば,利用者を誘導するナビゲーションや,携帯電話インタフェースなどの実例を挙げて,現状調査から評価までを説明している.

また,本の中には,ユーザビリティの評価に使えそうなチェックリストなども書かれているので,実際の製品開発時の参考になるかもしれない.ただし,実例は面白いんだけど,ただそれだけの本になっているのがちょっと残念かも知れない.