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バイオリンと山、自転車をこよなく愛するkurのチラシの裏。たまには技術的なことを書いたりするかも知れません。

CTU・・・

現在,我が家では,NTT西日本の光プレミアムを導入計画を立てています.

これのメリットとしては,NTTの電話基本料金1800円弱が,ひかり電話を導入することによって500円になること.長距離でも電話代が安くなること,ウイルスバスター同様の機能を持つセキュリティサービスが無料で使えることがあります.もちろん,回線速度の増強も大きなメリットなんです.

で,問題点もあるわけなんですが,ここから先は,興味のない人は読み飛ばしてもらって結構です.

その問題点なのですが,ひかり電話を利用するためには,GE-PON(IEEE802.3ah)およびONUを利用しますので,宅内にONUとCTUと呼ばれる機械を設置する必要があります.そもそも,NTTのフレッツというのは,地域IP網(NTTが都道府県ごとに用意したIPネットワーク:NTT法のために,これを利用せざるを得ない)を介してインターネットに接続しています.光プレミアムではVoDなどを効率よく行うために,地域IP網内ではIPv6になっているため,宅内に設置したCTUと言う装置を用いて,IPv4に変換してやる必要があります.

また,アクセスプロトコルとしてPPPoEは廃止され,IPsec+RADIUS(IPv4トンネリング)となって居るため,従来のルータが利用できない感じなんです.んで,CTUにはお節介なことに,ルータ機能が付いてまして,ルータ機能を外すことが出来ない.つまり,CTUをルータとして使わなければならない.しかも,このルータの処理能力,そんなに高くないらしいんですね.

もちろん,光プレミアムではなく,通常のBフレッツならIPv4なので,問題なく使えるんですが,そうなると,ひかり電話が使えないという問題点が.悩む・・・.