私は奈良高専在学中、吹奏楽部に所属していた。そして吹奏楽部では情宣担当だった。情宣というのは多分、情報宣伝の略称で、例えば下記のようなものが情宣の仕事になる。団によっては広報と呼ぶところもあるかも知れない。
- 演奏会の宣伝する
- Webサイトを管理する
- 吹奏楽部宛にきた郵便物・電子メールの管理する
- 他の団体の演奏会に電報を送付
他にもあったかも知れないけど良く覚えていない。この中で、一番やりがいがあったというか、大変だったというか、比重が大きかったのは演奏会の宣伝だった。演奏会にどれぐらいのお客さんが足を運んでくれるかは情宣の仕事に掛かっていると信じていた。とはいえ、やることと言うのはそんなに多くなくて、毎年似たようなことをやっていたと思う。
とはいえ今回、FF8楽曲を演奏するオーケストラに関わることになって、この経験が何かの役に立つんじゃないかと思ったので、思い出しがてらちょっと書いてみる。
2005年頃の奈良高専吹奏楽部での演奏会宣伝方法
チラシの作成と挟み込み
チラシの作成とはいえそんなに予算が無かった。幸い、学内に学生が自由に使える輪転機があったので、Wordを使って自分でチラシを作成して、ホームセンターで紙(500枚で200円ぐらいだったと思う)を買って来て印刷していた。
作成したチラシの使い道としては、主に他の楽団の演奏会のパンフレットへの挟み込みである。「どこどこでいついつに演奏会がある」という情報をキャッチすると、チラシに載っている電話番号に電話をして、チラシ挟み込みのお願いをする。
チラシの挟み込みの許可を頂けたら、チラシを挟み込みに行く場所、時間、用意してあるパンフレットの枚数などを確認して、チラシを挟み込みに行く。ちなみに服装はスーツを着ていった。スーツはどんな場所へ行くときでも無難である。
ただ、これがどの程度効果があったのかわからない。一度の演奏会で10000枚以上のチラシを配って居たはずなんだけど。
招待状の送付
招待状を作成して送付する。招待状の送付先は他団体と学校の先生方であった。他団体には郵送で送付した。他団体の住所などは吹奏楽連盟の名簿に掲載されていたと思うので、それを見て正体状を送付した。学校の先生方には職員室のようなところにある各先生方の郵便受けに直接投函した。それからパンフレットに広告を出稿していただいているスポンサー様には、直接もって行ったような気がする。
会場でかなりの数の先生方にお会いしたので、効果はそれなりにあったようだ。
Webサイトの更新
Webサイトに演奏会の告知を行った。
ただ、どの程度の人がWebサイトを見てくれていたかは疑問である。掲示板があったものの書き込みの大部分は他の団体の演奏会の宣伝だった。
ポスターの掲示
許可を得て学内にポスターを掲示した。
結構いろいろな場所に貼った気がするのだけれど、どの程度効果があったのかはわからない。
チケットの配布
吹奏楽部員に1人30枚ぐらいチケットを配布して親・友達などに配ってもらった。
これは地味だけどかなり有効だったように思う。お客さんの大半は親や友達だったのではないかと思う。また、同じ高専と言うことで、神戸高専吹奏楽部や、府立高専吹奏楽部には大量にチケットを送付した。彼らは忙しいなか、演奏会に足を運んでくれた。本当にありがたい。
FF8オケでどうするか
どうやったら1人でも多くのお客さんが演奏会に足を運んでくれるかを考えないといけない。また、今回は一発オーケストラと言うこともあるので、まず演奏者を集める必要がある。どのようにして宣伝活動をしていくのが効果的であるかを考えてみたい。というわけでまずは、最近のオーケストラの宣伝方法について調べてみようかなとか思っているところ。
ちなみに、最近参加したオーケストラでうまいなと思ったのが、もょもと交響楽団の名刺サイズのチラシです。
オーケストラのチラシって、A4サイズが多くてなかなか持ち歩かないんですけど、これぐらいのサイズだったら名刺入れや財布にこっそり入れておけるので良いですね。誰かと会ったときにオーケストラの話になったときとか、「はいっ」って渡すことが出来るし。
実際、これを友人に配ったところ、興味を持ってくださった方が結構居ました。FF8オケでもこれを採用したい。他にも、何か良いアイディアとかあったら教えてください。