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kur.jp

バイオリンと自転車をこよなく愛するkurのチラシの裏。たまには技術的なことを書いたりするかも知れません。

Google インタラクション デザイン & ウェブマスター オープンハウス

自称HCI研究者と言うこともあり,Googleのユーザエクスペリエンスチームがどんなことをやっているのかに興味がありました.今回,Google インタラクション デザイン & ウェブマスター オープンハウスに参加する機会を頂いたので行ってきました.

ちなみに内容はこんな感じ.

  • Google ユーザーエクスペリエンスチーム とは?
  • Google ウェブマスターチームとは?
  • もっとも効果的なボタンデザイン
  • ユーザーエクスペリエンスデザイナーの思い
  • ホリデーロゴの舞台裏
  • 質疑応答
  • 懇親会

色々と新しい発見があったのですが,とりあえず適当に書いて見ます.

Google ユーザーエクスペリエンスチーム とは?

ユーザエクスペリエンスチーム(以下,UXチーム)はインタラクションデザイナー,ビジュアルデザイナー,ユーザリサーチャー,Web開発者,コピーライターなどのメンバーで構成され世界中のオフィスで仕事をしています.

仕事内容は主に,Googleの各種サービスのユーザビリティ評価や改善案の提案,ガイドラインの作成と管理等のようです.GoogleのUXチームでは特に,データに基づいたデザインを重視しているとのこと.「もっとも効果的なボタンデザイン」のセッションでもそうですが,複数のパターンを作成してそれぞれで効果測定を行っていくことで,客観的に評価を行っていく.当たり前と言えば当たり前なんですが,Googleらしいな,と思いました.ちなみに,GooleらしさのことをGoogle社内では,Googlyと呼ぶそうです.

懇親会の際に,UX Researcherという肩書の方にいくつか気になったことを聞いてみました.それは,「ユーザビリティ評価手法自体の研究などをやっているのか?」と「WWW等の国際会議に論文を出しているが,あれはユーザエクスペリエンスチームの仕事なのか?」ということ.

結論から言うと,UXチームではやってないそうです.ただ,Google社内(たぶん,Mountain Viewオフィス?)にそういうチームがあるんじゃないか?とのこと.あくまでも製品の評価チーム(メーカーで言う品質保証部隊?)のようなことをメインにされているようです.

Google ウェブマスターチームとは?

Google ウェブマスターチームは主に,Googleの各種製品を紹介するWebサイトを作っていたりGoogleのWebサイトを評価し,改善をしているようです.どちらもWebサイトの評価を行っているようですが,私が聞いた感じだとユーザエクスペリエンスチームは,被験者を使いユーザテストなどを行い改善を試みるチームで,ウェブマスターチームは,Google Analytics等で収集したデータを用いて改善を試みるチームなのかなと感じました.

また,面白いなと感じたのは,Googleは世界中にオフィスがあるため,24時間誰かが必ず起きている状態にあるということ.例えば,緊急事態が発生し突発的な対応が必要になった時,日本が深夜だったらヨーロッパのオフィスが対応したりなど,グローバルな開発体制の強さはGooglyですね.

もっとも効果的なボタンデザイン

このセッションでは,Googleツールバーのダウンロードボタンのデザインを例に,Webサイト最適化についての説明がありました.具体的に業務フローや,進め方を出して説明して頂けました.

Web最適化は奥が深いです.ボタン一つのデザインを変えるだけで,コンバージョン率が大きく変わったりもしますし,国によってもデザインの効果が別れることがあります.その国,その地域の言語というか文化を考慮して,仕事を進めていくのが大事なんですね.

そう言えば,私が未踏で開発したWebjigを使えばもっと色んなことがわかるよ!って言いたくなりましたが我慢しました.

ユーザーエクスペリエンスデザイナーの思い

Googleの検索結果ページの文字数を意識したことがある人はいますか?実に2400文字,原稿用紙で6枚分です.これだけの量の文章を読もうと思ったら,普通は5分ぐらいはかかりますよね.それにも関わらず,私たちは10秒程度で検索結果を眺め,クリックを行う.

こういうことを可能にさせてくれるのが,ユーザエクスペリエンスデザイナーです.必要な情報は何か,それをどこに配置するか,どうすればユーザの判断の手助けができるか,ユーザが「○○」で検索をかけた時,ユーザが欲している情報はどんなものなのか.考えることは色々ありそうです.

ただ,ここでも大事なのは,デザインはデータで決めるということ.ビジネス上,データが良くなるように配慮することはとても大事ではありますが,それよりも大事なのはたぶん最終的にGOを出すのは上司ではなくユーザ(の行動データ)だということ.作るほうからしても,会社の判断に透明性がありモチベーションになります.わけのわからない理由で揉みつぶされるということが少ないわけですから.

ホリデーロゴの舞台裏

Googleのロゴと言えばホリデーロゴ.社内ではDoodleと呼ばれており,20%ルールを活用して制作しているようです.色々と裏話を聞く事が出来ましたが,会場に居た人達の気持ちを代弁するならばこんな感じじゃないかと思います.

「これまでのセッションで,データを見て判断する重要性をあれだけアピールしておきながら,ホリデーロゴデザインの決定は主観かよ!」

もっとも,ホリデーロゴって基本的に一日だけしか表示されないものなので,A/Bテストが不可能って言うのはわかるんですけどね.

懇親会

これらのセッションの後,Googleの人達を交えて懇親会が催されました.UXチームの方々に色々と気になることを聞いてみたりもしました.さすがにコンフィデンシャルなことは教えてくださりませんでしたが,親切に教えて頂きました.ありがとうございます.

また,せっかくの機会なので会場に来てた参加者にも挨拶をしてみたりしました.やはり,というか当然というか,WebデザイナーさんとかWeb制作者さんが多かったように思います.

おまけ

会場の片隅で見つけたGoogle Chromeにそっくりのドーナツ.実際に食べてみましたが,不思議な味でした.

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お土産にステッカー&キーホルダー&ボールペンを頂きました.このボールペン,使いやすいんですよね.大切に使います.

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