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バイオリンと山、自転車をこよなく愛するkurのチラシの裏。たまには技術的なことを書いたりするかも知れません。

東大阪からの贈り物

高専,大学院時代にお世話になった東大阪宇宙開発協同組合(SOHLA)から大きな贈り物が届きました.何だろう?と思ってあけてみると,「まいど1号」の打ち上げ成功記念ということで,下記の写真が入っていました.

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実は,私がSOHLAにおいてメインで関わっていたのは,SOHLA-1(まいど1号)ではなく,SOHLA-2プロジェクトの方なので,SOHLA-1には少ししか関わっていないのですが,やっぱり同じ組織で開発していた人工衛星が打ち上がり,元気に動いていると言うことを聞くと嬉しくなります.

ちなみに,SOHLA-1はJAXAが開発したμLabSatをベースとした人工衛星で,SOHLA-2はほとんどゼロからSOHLAが中心となり開発を行っていた挑戦的な人工衛星です.そんなわけで,中の人がどちらの人工衛星に愛着があったかは聞かないほうが良いと思います.

それにしても,私は学生時代にSOHLAで人工衛星の開発に関わることが出来て非常によかったと思っています.個人で技術を習得したりとか,何かを開発する経験ってのは,やる気さえあれば何とかなるもんだと思うんです.だけど,組織で何かに取り組む経験ってのはなかなか得ることが出来るものではないと思います.

特に,SOHLAの場合,ソフト屋さん,ハード屋さん等,私の知る限り,かなり凄い人たちが揃っていましたし,彼らから多くの事を学ぶことが出来たと言うのはもちろんのこと,組織戦における,こういった少数精鋭の組織の強さ,面白さってのを身をもって学ぶことが出来ました.

たぶんこういうことって,普通に大学を出て大企業に入社していたら,一生知ることが無かったんじゃないかなと思っています.SOHLAに誘ってくれた友人,そしてSOHLAでお世話になった素晴らしい上司に感謝しています.